令和5年度
国際芸術文化賞(一般社団法人日本文化振興会)受賞
International Arts and Culture Award

2023年1月26日 国際芸術文化賞を受賞致しました!

一般社団法人日本文化振興会という民間の法人からの選考ですが、代々元皇族の方が総裁を務め、創立メンバーには、長崎平和像の作者北村西望氏もいらっしゃいました。

国際芸術文化賞(一般社団法人日本文化振興会)を受賞致しました!

これまで50年間の歴代受賞者のうち、日本画家では、
大山忠作氏、小倉遊亀氏、関主悦(ちから)氏、後藤純男氏と、何れも日展や院展同人で、それぞれその名を冠した美術館もあるような有名な先生達です。

昨年パリ展でのグランプリ受賞や、故郷岩見沢市への屏風の寄贈などが、知ってもらえ評価のきっかけになったのかも知れませんが、まさか無所属で作家活動してきた僕を選んで下さるとは驚きました。

国際芸術文化賞部門では、年間5~6人ほどが選ばれるそうですが、洋画、彫刻、書道、工芸などから、それぞれ1名ずつしか選ばれないから、令和5年の日本画家受賞者は先生お一人ですよ、と伺って驚きました。

権威ある賞を受けてしまうと、緊縛画を含むエロティックな作品の制作発表がし難くなったりしませんか?
と尋ねましたら…

それは、逆です。
お寺に納める屏風の大作を描くかと思えば、現代の春画もお描きになられたり、様々な題材の絵を描かれてて、しかも何を描いても卓越してます。
現代は得意な題材に絞って発表されてる画家がほとんどですから、先生の様に何でも描ける画家は突出した存在という事で、令和5年受賞の日本画家としては佐藤宏三先生が相応しいと決まりました。

また、最近考案された蓄光顔料を使った隠し絵画、発想が素晴らしいですし、たとえば「春」は、表の花の絵も美しいし、蓄光顔料で浮かび上がる女性も美しい。
両者の美しさを1枚の絵で両立させてる技量は、とてつもない才能だと思います。

と、最高の評価内容のご説明が何よりも嬉しかったです!

世の風潮に流されず、自分の素直な感性を信じてやってきた事を、民間とはいえ由緒ある社団法人に認めて貰えて、観てる人はちゃんと観て下さってるんだと感謝感激致しました。

これからも変わらぬ応援、どうぞよろしくお願い致します。