「南无阿彌陀佛」(仮題)Namo Amitabha
こちらは2025年の年末にオーダーメイドで受注を賜っておりました。
表(明時)の下図を公開致します。
先日、スマホの機種変更をしたせいで、旧機種で撮った下図制作の制作工程が(Google Photo では確認出来るのに)FBに反映出来ませんでした。
今回、こちらの作品の制作工程は、全てをさらけ出さず、隠し絵(暗時)の下図も非公開です。
2026年2月14日
ホームセンターのカットサービスを利用し、角材とベニヤ板とを画面サイズにカットし、木工用ボンドと釘とでパネルを自作します。
釘はステンレス製の錆びにくいものを使いましたが、念の為水性錆止めニスを釘の頭に塗っておきます。
藝大生の頃に描いた作品を後年剥がした時、自作釘打ちパネルが、錆止めニスを塗っていたにも関わらず、画面の裏に錆を移していました。
ですので、プロになってからはなるべく自作釘打ちパネルは使わず、画材店に変形パネルをオーダーメイドしてきましたが、今回はあくまで下図を張るための仮貼りパネルですので、錆止めニスと、下張りとで対応しようと思います。
絹本を張るための木枠は、はめ込むパネルとの間に5mmの隙間が出来る様に寸法を決めてカットしてもらい組み立てました。
5mmの隙間部分に、10mmの厚みのサッシ隙間テープを貼ります。
下図パネルを、はめたり外したりする時に、サッシ隙間テープを傷めない様にするため、養生テープを貼ります。
自作パネルの下張りをするため、新鳥の子紙をカットします。
下張り完了。
水分が蒸発すれば皺が無くなります。
パネルに下張りする事で、仮にこの後、釘の頭が錆びたとしても、本紙の裏に錆が移ることを防げます。
学生の頃は、下張りや本紙の裏打ちを怠ったため、自作パネルの釘の錆が本紙の裏に移ったというわけです。
プロとして販売する絵画の制作においては、何十年、何百年後の品質劣化を予防する、二重、三重の下仕事を怠ってはいけないと心掛けてます。
2026年2月15日
HiddenArt地獄極楽変相図と
HiddenArt南无阿彌陀佛(仮題)用の
木枠に捨て糊 を塗ります。
地獄極楽変相図用の木枠は、既に前回の糊の下地があるので、捨て糊は2度塗り。
南无阿彌陀佛用の木枠は新品ですので、3度塗り重ねました。
いずれも絵絹を張る直前にたっぷり糊を塗ります。
初めてこの木枠に絵絹を張った時は、まだ一人で張る方法に思い至らず、友人に来てもらい、木枠を寝かせた状態で、絵絹の片側を友人に持って貰って張り込みました。
その後、木枠を立て掛けて、絵絹の片側を口でくわえて持てば、一人でも貼れる事に思い至りました。
立て掛けた状態で軽く仮貼りが出来ました。
その後、寝かせ、乗り板に乗って、絵絹を左右に引っ張りながら木枠にしっかり密着させていきます。
南无阿彌陀佛用の絵絹も、口でくわえ持って仮貼りしてから、寝かせて密着させます。
いつも言ってきましたが、絵絹はドーサ(滲み止め)を引くと、縦糸の方が激しく縮むため、縦方向は緩く、横方向は左右に引っ張りながらピンと張るようにします。
なので、ドーサを引く前は横皺が出来るのがちょうど良い張り具合というわけです。
皺が水平に揃う様に張れたら達人で、私もそのレベルを目指しますが、現段階では少し斜めです。