水張り Stretching Paper
【初心者向け】水張りの様子を解説します。
はみ出た裏打ち紙の耳を切り取ります。
パネルを置く為の台を用意します。
今回はP3号の小さなパネルより更に小さなコーヒーサーバーの空箱を使います。
木製パネルにはあらかじめ下貼りがしてあります。
下貼りの紙は「新鳥の子紙」という、パルプを含んだ安価な紙です。
台上にパネルを置き、更にその上に裏を上にして紙を乗せます。
「水刷毛」を使って、格子状に必要最低限の水分を引きます。
水刷毛で引いた水分が紙に浸透するまでの間に、水張りテープを4辺分ちぎります。
紙を表向きにひっくり返し、糊代の幅が均等になる様確認しながらパネルに置いた後、側面への折癖をつけます。
水張りテープの糊面に水を引き、接着出来るようにして、まずは紙だけに糊付けします。
紙の中央から、掌で皺を伸ばすように側面まで折り込み、パネル側面に密着させます。
角は、写真の様に、先に止めた縁を、後から貼る側面の内側に折り込んで糊付けします。
必ず、対面を先に貼ります。
その後、残りの対面を貼ります。
1枚水張り完了。
連筆は、水張りテープの糊面を湿らせる為に使いました。
P3号のパネル5枚とF4号のパネル1枚の水張り完了!